NCEAとは

ニュージーランドの高校に在籍する生徒が取得する資格の中心は、全国統一の高校教育認定資格である、NCEA(『National Certificates of Educational Achievement』)です。NCEAは、ニュージーランド国内、または別の国で進学する際の入学要件の一部となりますので、日本の大学やニュージーランド以外の海外の大学に進学を希望する場合でも、希望大学の希望学部の入学要項を確認しておくことが大切です。

NCEAの仕組み

NCEAは、レベル1,2,3の3段階で取得でき、通常、NCEAレベル1を11年生(日本の高校1年生)、レベル2を12年生(日本の高校2年生)、レベル3を13年生(日本の高校3年生)で取得します。
各レベルで、各科目の単位(Credit)を取得していきます。
単位を取る方法は、学内評価(Internal Assessment)と全国統一試験(External Assessment)の2つがあります。例えると、学内評価は中間・期末テスト、全国統一試験はセンター試験(但し、高校3年時だけではなく、各学年の年度末(11月~12月実施)に受験します。)というのが日本教育システムでは該当します。

各学年で取得しなければいけない単位は以下の通りです。

  • レベル1(高校1年生):合計80単位以上
  • レベル2(高校2年生):レベル2以上の科目から合計60単位以上+レベル1以上の科目から合計20単位以上(この20単位は、前年にレベル1以上の科目で20単位以上取っていれば不要)
  • レベル3(高校3年生):レベル3以上の科目から合計60単位以上+レベル2以上の科目から合計20単位以上(この20単位は、前年にレベル2以上の科目で20単位以上取っていれば不要)

また、レベル1とレベル2の単位のうち、英語またはマオリ語の読み書き能力(Literacy)10単位と計算能力(Numeracy)10単位を取得することも必須です。(つまり、ESOLやEnglish、理系の科目を最低限選択する必要があります。)

単位の評価は、優(Excellence)、良(Merit)、可(Aceived)、不可(Not Achieved)の4段階で評価され、優と良を多く取れば、法学部や医学部などの難しい学部や希望の学部に入れる確率が高くなるでしょう。

NCEAのシステムは複雑で、かつ、日本の学校にはなく、日本人には理解することが難しいかもしれません。科目選択の際には、学校の先生の説明を注意深く聞き、自分の希望する進路に合った選択をしていきましょう。
※弊社ガーディアンサポートサービスをお申し込みをする場合は、科目選択の際、またはNCEAの説明がある際には、ガーディアンが同行をして通訳をします。

ニュージーランドの大学への進学について

ニュージーランドの大学に進学をする場合は、NCEAのLevel3を取得するのに加え、University Entrance(UE)という大学入学要件も満たす必要があります。University Entranceの条件は以下のものです。

  • NCEAレベル3を取得していること
  • 3科目以上のLevel3の科目で、各科目14単位を取得していること
  • 英語またはマオリ語の読み書き能力(Literacy)Level2以上を10単位(ReadingとWritingを各5単位ずつ)
  • 計算能力(Numeracy)Level1以上を10単位

日本の大学への進学について

ニュージーランドの高校を卒業した後は、日本の大学へ進学する方が多くいらっしゃいます。
大学進学方法としては、各大学の帰国子女枠、もしくはAO入試枠を利用しての入学が一般的です。
帰国子女枠では、家族で海外に住んでいた方のみが受験できる大学と、単身留学でも受験できる大学があります。また、単身留学の場合、多くの大学で2年以上の海外の高等教育機関で就学していることが条件に出されています。その他、高校で受講しなければいけない科目を指定されたり、NCEAの単位数や、TOEIC、TOEFL等の英語資格を条件にしている大学や学部もあります。
各大学、各学部によりで帰国子女枠の受験資格条件や、受験科目が異なりますので、親御さまは、お子さまが希望する大学や学部の入学要項を大学に確認をして頂くことが大切です。
また、大学の受験資格の中に、お子さまが通われる高校からの成績表や出席記録などの書類の提出が義務付けられていることも多くあります。大学に提出しなければいけない書類も必ず確認を頂いて、時間に余裕を持って高校に依頼をして下さい。但し、「受験日より2ヶ月以内に発行された書類」等の条件がある場合もありますので、ご注意下さい。