プログラム名:中高留学プログラム
氏名:れいかさん
学校名:ヴィラマリアカレッジ
学年:Year10~11
在校期間:2019年10月~2020年7月

Q. 留学を考え始めたきっかけは何でしたか?

中学受験をして入学した中学校の生徒の1/4が帰国子女で英語を使いこなせる子たちだったので、その子たちが何気なく英語を使って会話しているところを初めてみたとき、本当に衝撃を受けたんです。さらに、入部したバスケ部のほとんどの部員も帰国子女だったので、英語を話せる彼女らにいつしか憧れを持つようになりました。
彼女らは英語を話せるだけでなく、自分の考え方に芯をもっていて、自己主張が苦手な自分にとって憧れの存在でした。だから、自分も海外へ留学して新しい環境に飛び込めば、何か自分を変えることができるかもしれないと思い、留学を考えるようになりました。
幸い、特定の条件を満たせば、個人留学の場合も帰国後は留年せずに元の学年に戻れるということで、学校のプログラムに頼らずに留学を決意しました。

 

Q. クライストチャーチを選んだ理由は何ですか?ニュージーランド留学TO GOとの出会いのきっかけは何ですか?

留学したいと思い立った時から自分で留学について調べ始めたのですが、色々な国や地域への留学を調べていくうちに、留学時期や自由な雰囲気など、全てにおいてニュージーランドが自分にぴったりであると感じました。
そして、ニュージーランド留学に限定して調べていくうちにTo Goを見つけ、奈穂子さん(当社代表)が住んでいるクライストチャーチにすることに決めました。

 

Q. この学校を選んだ理由は何ですか?

奈穂子さんが一番におすすめしてくださったからです!実際にその学校で、楽しくてかけがえのない思い出をたくさん作ることができたので本当に感謝しています。

 

Q. 留学前に不安な点はありましたか?どんなことが不安でしたか?どうやって解決しましたか?

元々、自分の意思が強い方ではなかったので、ただでさえ自己主張が苦手なのに母国語でもない英語を使って相手と対話できるのか、という部分にものすごく不安を感じていました。実際、出発までにその不安を拭うことはできませんでしたが、最終的に留学の経験を通じて、自分の芯を持ち、自分の意見を相手に伝えることができるようになったと感じています。

 

Q. クライストチャーチ到着時は、英語を話せましたか?話せなかった場合、どうやって切り抜けましたか?

全く話せなかったです。
また、最初にお世話になったホストマザーの英語がとても速かったので、とりあえず見よう見まねでジェスチャーなどを使いながら自分の気持ちを伝えようと努力しました。
また、常に翻訳機や携帯を手元に置いて、わからないことなどがあったときにすぐ調べられるようにしていました。

 

Q. クライストチャーチ到着時は、どういう気持ちでしたか?

やはり日本を発つ際に仲の良い友達とお別れして号泣してしまった後だったので、飛行機の中では本当に落ち込んでいました。
ですが、やはりニュージーランドに到着した瞬間は、ありきたりな言葉ですがこれから先のことに対する期待で胸がいっぱいになりました。

 

Q. 学校生活はどうでしたか?どんな勉強をしていましたか?

最終的に本当に、本当に楽しかったです!!
あれだけ日本が恋しかったはずなのに、いざ本帰国を迎えると帰りたくないと本気で思いました。
勉強は、経済学に興味があったのでCMM(Commerce)を選択しました。
また四学期にお試しで受講したフランス語が思いの外楽しかったので、英語で他の言語を学ぶ、という全く新しいことに挑戦してみたいと思い、フランス語も選択しました。

 

Q. 授業は理解できましたか?楽しいですか?宿題はたくさん出ますか?

最初の方は全く理解できませんでした。
ニュージーランドの英語はとても速く流れるように話す方が多いので、会話に参加することはおろか、内容の半分も聞き取ることもできませんでした。
ですが、自分の好きな分野に関しての問題が出たり、自分が実際に日本語で学んだことのあった内容の授業になると、英語で進行している授業に参加できている気持ちになって、すごく嬉しかったのを覚えています。
宿題や課題は、初めの方は間に合わなくても良いよ、と先生も協力してくださいました。
分からないことに関しては授業後に質問したり、メールをしたりして解決していました。
クラスメイトに話しかけるきっかけが欲しい時は大体「課題の内容がいまいち分からないんだけど…」と話しかけていたような気がします。笑
1日に複数の課題が出たり、テストに向けての予習をしなければならない日はとても大変でしたが、その分達成感は大きかったです。

 

Q. どんな人と、どうやって友達になりましたか?

最初は、バディという学校を紹介してくれる自分のパートナーと行動していたのですが、正直あまり気が合わなかったり、途中で彼女が学校を変えてしまったりと、サポート役の現地生徒が早い段階でいなくなってしまったんです。
周りはだんだんバディと仲良くなったり、international students の集まりに招待したりと楽しそうだったので少し羨ましかったです。
ですが、同じ授業を取っていたクラスメイトと一緒にお昼を食べさせてもらったり、休日はお出かけしたりととても楽しかったです。
また、新年度から自分と同じく留学生として来た韓国人の子と、とても仲良くなることができました。自分の英語に自信がないうちは、現地の子と話すことにどうしても緊張してしまったのですが、その韓国人の女の子とは英語を話せるようになりたいという共通の目標があったので、本当に楽しい時間を共に過ごすことができました。

 

Q. ホームステイ生活はどうでしたか?

綺麗なお家と、可愛いわんちゃんと、そして最高のホストファミリーがいるとても素晴らしい場所で過ごした半年間、本当に楽しかったです。
イベントがあるごとにたくさんの思い出を一緒に作ったり、私の誕生日には今まで食べたことのないような大きなケーキとバルーンのデコレーションを用意してくれました。
今でも連絡を取っていて、彼女たちに出会えたからこそ、ニュージーランドを第二の故郷だと思うことができています。

 

Q. 平日はどんな感じで過ごしていますか?

いつも通り学校へ行って授業を受け、放課後はクラブに参加したり、友達とショッピングモールに行ってお買い物したりしていました。

 

Q. 週末やHoliday中はどう過ごしていますか?

週末2日間のうちの1日は必ず身体を休めるようにしていました。
自分ではニュージーランドでの生活に慣れてきたと思っていても、1週間学校に行って頑張った後はどうしても疲れが出てしまうので、無理せずしっかりお休みすることも大事だと思います。
途中から、友達と遊びに行ったりする機会が増えていろんなところにお出かけしたり、仲の良かった韓国人の子の家でたくさんおやつを作ったりしました。
四学期終了後のsummer holiday中は旅行へ行ったり、市内の語学学校に通ったりしました。

 

Q. 留学をして良かったなと思う点はなんですか?また気づいた点、成長できたなぁと思う点は何ですか?/ 日本とニュージーランドで違うことで戸惑ったことは何ですか?どう解決しましたか?

何よりきつかったのは一番最初のホームステイ先で一度心が折れてしまったことです。
初めの約二ヶ月間、おばあちゃんとの二人暮らしをしていたのですが、そのおばあちゃんはすごく口調がきつい方だったんです。
まだ英語が完全ではなく、相手の表情や口調から相手の言っていることのニュアンスを探っていたため、何事に対しても強い口調で話す彼女にまるで怒鳴られるように感じてしまい、部屋に戻る度に泣いていました。

一番印象に残っているエピソードは”牛乳事件”です。笑
ある日のお昼に私が牛乳を飲もうとしたら、ホストマザーにめちゃくちゃ怒鳴られたんです。彼女いわく、ニュージーランドの人はお昼に牛乳は飲まないんだ、朝は牛乳、昼は水なのだと。
もうぽかんとしてしまって、カルチャーショックなのだから仕方ないのだと自分に言い聞かせながらも、それからはいつ何に対して怒られるか分からないと怯えてしまい、彼女と話すのさえ怖くなっていました。
その約1ヶ月後にステイ先を変更したのですが、きちんとお別れを言わずにその家を離れたことを後悔していたので、本帰国の前に、どうしてあの時ホストを変えたのかきちんと説明するためにもう一度彼女に会いに行きました。
あの頃は自分の英語力がないせいで、あなたに怒られている気がしてしまって怖かったのだと正直に伝えたとき彼女は、そんなことを言いに帰ってくれた生徒は20年以上留学生を迎えてきた中であなたが初めてだと涙してくれました。
彼女の涙を見た時、今まで心の中につっかえていたものが溢れ出してしまい、私も泣いてしまいました。
あれだけ怖いと感じ、もう関わりたくないとさえ思った相手にも、良いところや長所はたくさんあるのにも関わらず、自分が相手に関心を持とうと思わなかったが故に当時はそれらに気がつくことができなかったんです。
いかに自分の視野が狭く、自分自身のことで精一杯だったかを思い知らされました。
日本にいた頃は、相手に嫌われることが怖かったり、何より自分が傷つくことに怯えていて、どこか相手と距離を取ってしまうようなことも多々あったのですが、本当に仲良くなりたいのであれば、相手に自分から関わりに行くことが大事なのだなと、留学を通じて学ぶことができました。

 

Q. 留学前に準備をしたことはありますか?また、実際に留学をして、「留学前にやっておけばよかったなぁ。」と思うことや、「こっちに持ってきたらよかったなぁ」と思うことはありますか?

やはり留学前に、ある程度の英語の準備をするに越したことはないと思います。
実際、現地の語学学校にのちに入学しましたが、授業は文法に関することであったり基礎的な部分が多いため、意思さえあれば日本にいる時からそれらに値する内容も自力でカバーできると思います。

 

Q. 今回、担当は代表の高田でしたが、高田はどんな人ですか?

誰よりもそばでサポートしてくださったお母さんのような存在であり、たくさん一緒にいろんなところへお出かけした友達のような存在であり、悩みをたくさん聞いてくれた頼れるお姉ちゃんのような存在であり…… 例え切れないくらい、頼りになる最強で最高の人物だと思います。
帰国後、もう既に会いたくて仕方がありません。笑

 

Q. ニュージーランド留学TO GOはどんなサポートをしてくれますか?

学校関係やホームステイ関係といったような留学全般に関する分野のサポートから、クラブの活動場所への送迎までしてくださいました。
精神的に辛い時もいつでも電話で相談に乗ってくださり、本当に辛い時はわざわざお家まで来て話を聞いてくださいました。
新型コロナウイルスの影響でロックダウン期間へと突入し、少し寂しい誕生日になってしまうだろうなと思っていた時、プレゼントを持ってきていただいて、本当に嬉しかったです。
奈穂子さんのお家や他のスタッフの方のお家にも何度か泊めていただいたことがあり、その時いただいた日本食は最高に美味しかったです。笑

 

Q. ニュージーランド留学TO GOは、「ひとりひとりに寄りそったサポート」をモットーにしています。できていますか?

間違いなく、「ひとりひとりに寄りそったサポート」をしてくださいました。

 

Q. ニュージーランド留学TO GOを選んで良かった点を教えてください。

学校の先生やスタッフの方と雑談をするような機会が何度かあったのですが、「あなたのガーディアンは誰なの?」と聞かれた時に奈穂子さんだよ、と答えるとみな口を揃えて「Nahokoは最高のガーディアンだよね!」「To Goは本当に素敵なエージェントだと思う、あなたはラッキーだよ!」と必ず褒めてくださったんです。To Goに関する否定的な意見を私は聞いたことがありません。それは、間違いなく普段から奈穂子さんをはじめとしたスタッフの方々が素敵だからだと確信しています。
また、今回の留学を通して、誰かのために全力を尽くしてサポートができる人がいかにかっこいいかということも学ぶことができました。実際、手厚いサポートのおかげで特に大きなトラブルもなく最高の形で10ヶ月を終えることができました。To Goのスタッフのみなさんは、私の憧れであり心から尊敬しています。
最初から最後まで、たくさんサポートしてくださったTo Goの全ての方々には感謝してもしきれません。本当に、ありがとうございました。

れいかさんは、留学前から、とってもしっかりしたお子さんで、初めてのお問い合わせもご本人から頂きました。
LINE動画通話で話をして、留学への本気度を感じましたので、「この先のお話を進めるには、まだ中学生だから、お父さんかお母さんから私に連絡をしてもらってくれるかな?」とお願いをしたら、翌日には、お母さまからご連絡を頂きました。
「留学を認めていますので、学校選び等は本人と話して決めていって下さい。本人に全て任せています」と言われて、”えっ!なんて、お子さんを信じてらっしゃるお母さまなんだろう!”と驚きました。
でも、れいかさんと話をするにつれて、すぐにわかりました。話の理解度、判断力などなどは、中学2年生にして、高校3年生か大学生程度の力があるお子さんだと。
学校選びに関しては、本当に一度もご両親と私とで直接お話をすることなく、れいかさんと私で話したことで、れいかさんが決めきれないときにだけ、ご本人がご両親に相談をする、といった感じでした。
何校かお勧めの学校を紹介した後、「Villaが良い気がするんですが、でも、女子校はなぁ・・・。でも、Villa、良さそうですよね」と迷ってらっしゃいましたが、人生の中で9ヶ月間だけ女子校生活を経験するのも良いかもね、という結論になり、Villa Maria Collegeを選びました。でも、入学するまで「女子校はどうだろう」とおっしゃっていましたが(笑)帰国前には、「すっかり女子校文化に慣れて居心地良かったです」と話してくれました。
学校選びをした後も、入学手続きやビザの手続はご両親もサポートをされましたが、全てのお話をれいかさんとも共有をし、ご両親は、自分でできるところは自分でさせて、れいかさんもきちんとそれをこなす、とても頭の良いお子さんでした。
留学後はたくさん泣いたこともありましたが、「私は泣いたらすっきりするんで」と本人も言う通り、泣いた後は驚くほどに切り替えが早く安心しました。
そんな力のあるれいかさんですが、留学当初は自信がないところもあり、「自分の気持ちをきちんと伝えること。我慢しないこと。これを留学中に学んで欲しい」とお父さまかられいかさんにもお話をされ、一生懸命、自分の短所と向き合い、留学を終える頃には、大きな成長を感じ、私たちもとても嬉しかったです。
日本でバスケットボール部に入っていたので、Villa Maria Collegeでも冬はバスケットボール部に所属しました。と言っても、ロックダウンの関係で、ほとんど活動ができず、試合参加は帰国前に1度しかできませんでした。でも、シーズン前の練習やトライアルからすごく頑張り、Villa Maria Collegeのバスケットボール部1軍はとても強いチームですが、1軍に選ばれることができました!シーズン最後まで滞在できたら、どうなっていただろう、と思うと帰国は残念でしたが、素晴らしい経験ができたと思います。帰国後は学校の部活動だけでなく、バスケットボールのスポーツクラブにも所属しているらしく、「え?そこまでバスケ好きだったっけ?」と報告を受けた時に二人で笑いました。(笑)
将来、国を背負うような立場になるかもしれないと思いましたので、「ニュージーランドに居る間に、世の中にはいろんな人が居ることを見て欲しい。勉強ができる人ばかりじゃないこと。勉強をたくさんしても成績には表れない人も居ること。そもそも勉強に興味がない人も居ること。なんでこんなことを?って自分が思うことでも、それができる人ばかりじゃないこと。日本に居たら出会えない人がいっぱい居るだろうから、ニュージーランドで、そういう人が居ることも学んで帰って欲しい。」と伝えました。この言葉はとても響いてくれたみたいで、留学中、ずっと覚えてくれていました。将来、どんな風に社会貢献をする大人になってくれるのか、とっても楽しみにしています。
高田