中学・高校留学では、日本に居たら経験できないような貴重な体験をすることができるでしょう。楽しいことはもちろん、時には難しい問題も起きることもあるかもしれません。以下、留学中の心得をご案内します。ご参考にして下さい。
学校で
留学当初は英語力が十分ではないので、授業内容を理解することは大変難しいでしょう。日本では経験のしたことのないような挫折を味わうかもしれません。わからないことがあれば、放っておかずに、必ず先生や隣に座っている生徒に質問をしましょう。また、予習・復習なども欠かさずすることも大切です。「英語力の成長は1日にしてならず」焦りは禁物です。でも、あきらめずに、ゆっくりと、その時に出来る自分のベストを尽くしましょう。
また、時々、先生に失礼な態度や失礼な言葉遣いをする留学生や、校則を守らない留学生が居ます。ニュージーランド留学TO GOでは、他の生徒に迷惑を掛けるような授業態度を取る場合、厳しく指導をします。もし改善が見られない場合はガーディアンサポートサービスの契約を破棄することもあります。先生には尊敬の気持ちを持ち、他の生徒の尊厳を守るようにしましょう。
ホームステイ先で
留学中、最も一緒に過ごすのがホームステイ先のファミリーです。留学生にとっては、ニュージーランドの家族という存在です。日本に自分の家族と同じ家族がないように、ニュージーランドにも自分の家族と同じホストファミリーはありません。自分の家族とは異なるルールや係が与えられることもあるでしょう。必ず、ホストファミリーのルールに従いましょう。
また、「留学生あるある」ですが、留学当初、英語がわからないまま、つい「Yes」と言ってしまうことがあります。
過去には、留学して1年後ぐらいに「ランチをホストファミリーが作ってくれない」と相談を受けて、私どもからホストファミリーに確認をすると、「留学当初に”ランチは自分で作る?”と聞いたら、本人が”Yes”って言ったのよ。」という返事がありました。ご本人に確認をしたら、「ああ。何を言われてるか、わからないまま、”Yes”って言ってしまったのかもしれません。」とおっしゃっていました。
このようにホストファミリーとのコミュニケーション不足で、お互いに理解し合えないこと、間違って理解することも起きることがあります。ひどくなると、誤解したまま、ホストファミリーと険悪な雰囲気になり、事が大きくなることもあります。
まずは、わからない時は、「もう一度言ってください」「書いてもらえますか?」などとお願いをしましょう。それでも、わからない時は、私どもにご相談下さい。
文化・習慣の違いについて
ニュージーランドと日本では、言語の違いだけではなく、文化・習慣・考え方の違いもたくさんあります。時には、驚くこともあるでしょう。ですが、必ず適応することができますので、焦らずに、悩み事があれば、私どもにご相談下さい。
ホームシックについて
留学生にとって、ホームシックは付きものです。ホームシックから逃れることはできません。特に、現代では、Lineやメール等で日本のご家族や友達と簡単にリアルタイムに連絡が取れるので、昔に比べて、ホームシックが長引く留学生が増えています。
留学生の友達同士で励まし合いながら乗り越えていくことが大切です。
また、ホームシックを和らげる方法として、日本のご家族や友達と頻繁に話をすると、どうしても里心がついてしまいますので、頻繁に連絡をしないことも良いアイディアかもしれません。例えば、留学前に「連絡は週に1回にしよう」と親子でルールを決められるのも良いかもしれません。
親御さまへ
ニュージーランドでは、たとえ成人をしていない子供であっても、子供の尊厳、権利は重視されます。例えば、親御さまがお子さまに入ってもらいたい部活動があっても、お子さまが希望しない限り、無理矢理、入部させることは学校もガーディアンである私どもできません。選択科目についても同様です。強制するのではなく、お子さまと今後のことを話し合いをして、お子さまが納得する結論を見つけて下さい。
また、お子さまには、「日本人の友達を作らないように」ということは言わないで下さい。今まで、日本人が居る環境で日本人と関わらないようにした留学生が、残念ながら留学から3ヶ月以内に帰国した例を多く見てきています。十代の未熟なお子さまには、同世代の同性の日本人の友達を持つことは、とても大切なのです。また、それで英語力が伸びないということはなく、逆に英語力は伸びていきます。大人が考える留学、大人になってからの留学とは違うアプローチが必要です。
ですので、誠に申し訳ございませんが、親御さまがお子さまに日本人の友達を作ることを一切許されない場合は、弊社では入学手続きやガーディアンサポートのお申込をお断りしております。